特定非営利活動法人 人権センターながの
【目的】
部落差別をはじめ一切の差別の撤廃をはかるため、歴史、社会、経済、法律、文化、教育、運動に関する調査、研究並びに教育、啓発活動を実施するとともに、会員相互の研修や、人権確立に向けた県民の意識向上をはかり、一人ひとりが創造し、実践し、つながっていくために寄与することを目的とする。
【設立日】
2003年 8月10日 設立総会
〃 11月21日 法人認可
【事業】(主な事業概要)
[1]調査研究事業
(1)調査事業
- 人権にかかわる住民意識調査、同和地区生活実態調査 千曲市、中高地区4市町村
- 「職員採用にかかわる受験申込書」関係調査・集計分析・公表
- 「公正採用」に係わる研修のあり方
- 高齢者福祉実態調査
- 部落差別(同和問題)相談に関する自治体ホームページ情報提供調査
(2)研究事業
- 教育部会の設置 (実践検討会、「大切な部落を知る会」)
- 東日本部落解放研究所 ・(財)信州農村開発史研究所との連携
- 「同和教育の検証」
- 長野県部落史調査委員会
[2]啓発・情報提供事業
- さまざまな人権問題の啓発情報提供として講師派遣、年100件をこえる
- 人権センターながの通信
- 全国の人権関係機関とネットワーク
[3]相談・支援事業
- さまざまな人権問題の相談支援
- 部落問題(なかでも結婚差別)、「自覚」という観点も含めた相談支援
- 相談者から支援者に
- 「一人からの人権宣言」登録実施
- 「寺・教会からの人権宣言」登録実施
- 寺院・教会・神社を「人権相談連絡所」に(県同宗連と協働した新たな取り組み)
[4]企画相談支援事業
- 島崎藤村『破戒』100年
- さまざまな人権問題 ・「社会人権教育リーダー養成講座」
- 各市町村の人権集会 ・人権コンサート
- 出版・人権差別問題懇話会現地研修
- 「公正採用」・就職差別 ・「エセ」行為への対応 ・身元調査問い合わせ等の対応
[5]交流連携促進事業
- 大学関係等、被差別部落での学習交流
- 全国盲導犬交流会
- インド・ダリット支援
- 「ハンセン病問題」栗生楽泉園研修、多磨全生園研修・フィールドワーク
- 全国モツ(ホルモン・サミット)in長野(2007年11月)
- 馬一頭分のモツを食べる会
- 『カンボジアの人権・平和問題』フォーラム「ポルポト裁判 生き残り証人の訴え」
- 各団体、被差別当事者との連携
[6]啓発推進、人材育成事業
- 人権セミナー「ハンセン病と部落問題」―重ねられた二つの差別―(信州大学教育学部)
- 人権セミナー「企業で差別事件がおきたとき何が大事でどうすればいいか」
- 人権セミナー「『かかわり』その内と外」―臨床心理士からみた学校―
- 人権セミナー「江戸の被差別民衆・浅草弾左衛門の役割と信濃」
- 人権セミナー「部落史を活かすために」―授業・教科書、部落史の観点から―
- 人権セミナー「馬一頭分のモツを食べる会」(食文化を考える)
- 人権セミナー「風林火山と猟師―山本勘助と職人―」「聖なる空間としての善光寺、差別と聖性」
- 「ハンセン病問題と共に歩む」―ふるさとからふるさとへ―
- 「善光寺と中世被差別民」(そして近代)フィールドワーク
- 「その時は、笑ってさよううなら 余命半年の生き方」~俳優・入川保則さんを囲んで
- 「差別(法)戒名」現地学習
- 「二睦事件・私たちへの教訓」作成
- 公演 伝統芸・猿廻し(本仕込み)・口上芸・大道芸
- 長野県部落解放研究集会の企画・運営・事務
- ドキュメンタリー「英ちゃん」―70年目の修学旅行―制作
- 「人権リーダー養成・部落問題講座」―これだけは知っておきたい基礎知識―
- 人権問題冊子の作成
[7]福祉のまちづくり、人材育成事業
- 2級ヘルパー養成研修
- ガイドヘルパー養成研修
- 介護福祉士学習会
[8]反差別ネットワーク
(さまざまな差別問題・被差別当事者とのネットワーク)